日々悩める社会人の頭の中

人生の悩み(健康、お金、仕事、生き方など)に関して、読書や実体験をもとにした私の考えや気づきを綴ります。少しでもお役に立てれば幸いです。

会社員として組織で働くことのメリットとデメリット

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ブログのタイトル通り、私は脱サラして独立することを目指しています。

私は会社員を辞める前に今一度そのメリットデメリットを考え、納得感や腑に落ちた状態にすべきかと思います。

この記事をご覧の方の中には同じような志をお持ちの方もいるでしょう。

または、会社員を辞めて短時間のアルバイトなどにしようかと考えている方もいるかと思います。

そのような方々に一読いただければ幸いです。

 

会社員のメリット

・毎月必ず給料が得られる経済的安定性

 これは会社員にとっては普通の事ですが、自営業の方にとってはとてもありがたい話です。会社員に行って上司の指示に従ってそれなりにやっていれば(やっていなくとも)給料が毎月貰えます。自営業ではそうはいきません。

・社会的な信頼性の高さ

 これは住宅ローンなどお金を借りる際に直面する現実です。会社員であれば銀行がポンと大金を貸してくれるのに自営業で会社員より何倍も稼いでいる人がローンを組めないこともあります。お金を貸す側から見ても会社員の定期的な収入は安心感があるのでしょうね。

・お金を貰って仕事の経験を積むことが出来る

 もし、仕事の進め方やノウハウを学ぶを民間のスクールや講座等に参加すれば当然お金が必要になります。会社員として働いていればそれがタダどころかお金が貰えて上司や先輩などから学ぶこと、実践することが出来ます(そうでないブラックなところもありますが)。

・人との交流がある

 会社員として組織で働くことは当然に同じ会社なり協力会社やお客様との関わりが生じます。時には辛いこともありますが、楽しいこともあります。友人や恋人、結婚相手を見つける場にもなり得ます。独立するとその関わりを自発的に行わないと事業は成り立たないし交流自体もどんどん自然減少するでしょう。会社は否が応でも人と関わる場を会社員に提供してくれます。一概にメリットばかりではありませんが、メリットとしての側面は十分にあるのではないでしょうか。

・一度入社すれば定年まで働ける

 これについては反論があると思います。私も定年まで安泰とは思っていないし、だからこそ独立を目指しています。ただ、現実として昭和時代の日本的な終身雇用や年功序列を制度として組み入れている企業はまだまだ多くあります。

・専門性を特化出来る

 仕事を通して自分の専門分野を作ることが出来ます。

運転のプロ、設計のプロ、経理のプロ、営業のプロなど、業務を限定されるからこそそこに時間を割くことが出来、結果的にその道のプロフェッショナルになります。これからの時代、ジョブ型雇用が一般化されればよりその傾向は強くなるでしょう。独立すると仕事の受注から実施、請求、納税と全て自分がやらなければいけません。これは個人経営より大きな組織が競争力として強い理由に繋がりますね。

 

会社員のデメリット

・嫌な上司、同僚、生意気な部下など人間関係に悩まされることがある

 組織で働く以上避けられない問題ですね。好意的に捉えれば成長の機会とも言えますが、まぁストレスですよね。人によっては精神的に病んでしまったり最悪の場合、命を絶ってしまうこともあります。過剰なストレスは自分の健康に悪影響を及ぼします。

私はこれが一番のデメリットであると思います。

・出世競争の厳しさ、昇進の難しさ

 過去の日本の高度成長期には会社が成長し多くの役職がされ出世競争に健闘する価値があったでしょう。しかし今は経済的に余裕のある会社は少なくなっています。出来るだけ役職を減らし、平社員、派遣社員やアルバイトで実務を回そうとしています。

 出世も昇進も容易では無く、大抵の人は自分の努力や成果を十分に評価されないまま日々を過ごされているかと思います。

 ・社内でしか通用しない市場価値の低い人間になる可能性

 これは大企業の総合職や行政職の公務員が当てはまりやすい傾向です。定期的な異動で毎度毎度畑違いの部署に行くことになります。その組織を知ること、人脈を作ること、マネジメント経験を積むこととしては利点があります。一方で、転職市場ではそれが評価に直結する訳ではありません。リストラにあった中高年の方が転職したら元の企業の年収から大きく減収となることはよく聞く話ですね。もちろん、会社員として常に自分の市場価値を高めていける人であれば問題ありません。

 

上記以外にもメリットとデメリットはあると思います。

会社員を辞めようとしている方は、どれだけ会社員が恵まれた立ち位置であるかを振り返ってみてから転職や退職を決断することをお勧めします。