お金を貯めることと使うことの難しさ
皆さんはお金貯めてますか?
また、貯めている理由は何ですか?
子供のため、孫のため、老後のため理由は様々ですね。
ある調査結果では、アメリカ人の保有資産のピークは本人が亡くなる時とのことです。
この結果に気になって日本人についても調べました。
2017年に総務省が出したデータでは、年齢が上がることに貯蓄が右肩上がりです。
つまり、アメリカ人も日本人も同じ傾向にあると分かります。
老後を安心したい、子孫にお金を残したいって考えは一般的な考え方なのでしょう。
ただ、私には少しこの点に疑問があります。
老後を安心したいから資産を持つという考えは分かります。
御守り的な安心感と何かあった時にお金があれば大抵のことは解決できますね。
疑問に思うことは子孫にお金を残すつもりで老後も貯蓄を保ち続ける行為です。
その親心や親切心、後世に託したい気持ちは否定しませんし、すべきものとも思っていません。
ただ、受け取る側の立場になって考えるとどうでしょうか?
何の苦労もせずに親から遺産を引き継いだとして、当人は嬉しいでしょう。
私だって正直嬉しいと思います。
でも、それって本当に本人のためになるのでしょうか?
いきなり大金が入って散財したり怪しい投資話に騙されたり性格が変わってしまったりとそんな話をよく聞くかと思います。
私だったら子供や孫に大きな資産を残すつもりはありません。
(そもそも独身なので残す相手がいないですが、、、)
代わりに、その子供との体験にお金を費やして思い出を作りたいと思います。
また、お金の貯め方使い方を一緒になって考えて伝えたいと思います。
大金を渡すことよりもそれを扱う方法を学ぶ方が本人のためになるのではないでしょうか?
以前、下記のタイトルの書籍を読みました。
「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」
主旨は、死ぬまでに資産を使い切る。それまでの各年代でやりたいことやるべきことをリストアップして実行していくこと。
それが自分の人生の豊かさを最大限にするための方法
って感じの内容です。
独り者だから貯金なんて全部使って死ねば良いんだろって思う方もいるかも知れませんが、この著者には娘がおりその話もあります。
気になる方は書店等で探してください。
ここで、話を本題に戻します。
多くの人が老後に向けて資産を貯め続けていますが、これって実はお金の使い方を知らないが故に結果的に貯まっていく一方って側面もあるのではないでしょうか。
お金を貯めることはもちろん大変ですが、お金を使うことも実は容易なことではないのでは?と考えます。
意識的に必要な時期に必要な事にお金を使うことが人生を充実させる点で重要かと考えます。
新しい学びへの自己投資も良いでしょう。
家族へのプレゼントや旅行も素敵な思い出になります。
お金を貯めながらも使うべき時は積極的に使う、そんな生き方を自分はしたいと最近考えております。