日々悩める社会人の頭の中

人生の悩み(健康、お金、仕事、生き方など)に関して、読書や実体験をもとにした私の考えや気づきを綴ります。少しでもお役に立てれば幸いです。

【健康維持に最適】低山登山の魅力と始める際の注意点

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人生100年と言われるこれからの時代、心身の健康維持が一層重要になると考えます。
人間の筋肉や骨は高齢になるにつれて自然と衰えてしまいます。
いくら長生きできたとしても、それが病院や自宅のベッドでの長期生活では辛いですよね。
だからこそ、継続出来る運動を通して健康で丈夫な身体を保ち続けることが大切と言えるでしょう。

 

若い方はフットサル、ダンス、バスケットボールなど比較的負荷の高いスポーツを趣味にされている方も多いですが、年齢を重ねるにつれてそれらのスポーツは身体的に続けることが難しくなります。
歳を重ねても続けられる運動習慣を一つは持っておく必要があります。

 

本記事では、年齢を重ねても続けられる運動習慣として、低山登山(ハイキング)の魅力と始める際の注意点をお伝えしたいと思います。
運動習慣が無く何か屋外で活動する趣味をお探しの方、健康で長生きしたい方、心身のリラックス法をお探しの方などにお勧めしたい内容となっております。

 

記事前半では低山登山の魅力。後半では始める際の注意点を解説します。
低山登山の魅力を感じ取って頂き、ちょっとやってみようかなという思いになっていただければ幸いです。

 

【低山登山の魅力】
1.高齢になっても続けられる運動習慣
冒頭でもお伝えした通り、フットサルやバスケットボールなどは身体的負荷が高く高齢になるにつれて継続が難しくなります。
しかし、低山登山ではご自身のペースに合わせて登ることが出来ます。
ハイキングコースも多種多様です。小さなお子様連れでも登れるレベルから上級者向けのコースまであります。
ご自身の体力に合わせてコースを選ぶことで無理なく続けられます。
私の経験では低山登山する際にお会いする方の多くは定年退職された高齢の方です。
お一人で登られる高齢の女性も珍しくありません。

 

2.高い健康効果
当然ですが登山では登りと下りがあります。
登りでは脚の筋肉が鍛えられます。
ウォーキングと比べて強度が高い分、筋力維持にはより効果的です。

そして、登りは心拍数が上がり有酸素運動になります。
脂肪燃焼や心肺機能の強化に繋がります。
また、下りでは脚を通して骨への刺激が強めに入ります(ケガになりやすいので注意が必要です)。
骨への適度な刺激が骨粗しょう症予防に繋がります。

 

3.リラックス効果
土の匂い、野鳥の鳴き声、多種多様な植物、爽やかな風、高い所から見下ろす風景など、人間の五感を通して自然の魅力を感じることが出来ます。
仕事や家庭で嫌なことがあっても山に登ることで、自然の癒しで清々しい気持ちになれます。
人間の悩みなど大自然の中では些細な事と思えて気が楽になりますよ。

 

4.お金の負担が少ない
本格的な登山では登山靴、防寒着、リュックサック等の装備品で案外お金を必要とします。
登山靴で2万円以上、リュックサックで1万円以上などと初心者の方には少し敷居が高いですよね。
低山登山であれば本格的な登山靴などは不要です。
必要なものは、歩きやすい靴と水筒などが入る安価なリュックサックです。
低山登山を始めるにあたって改めて買うようなものはあまり無いと言えます。

 

また、本格的な登山の場合はその山までの交通費や宿泊費が必要になります。
一方で低山登山の場合、そこまでの交通費は掛かりません。
地方なら自宅からさほど遠くない距離に散策できる里山があると思います。
都市部であっても電車で1時間も乗れば郊外の駅まで行けます。そこからバスやタクシーなどでアクセスすることは決して不可能ではありません。
お金の負担が少ないことも長く続ける上では魅力ですね。

 

5.季節を選ばずに出来る
高山では冬は雪山となり、登山の規制が掛かることがあります。
また、滑落等による遭難の危険性も上がります。
そのため、本格的な高山への登山は冬を避けるのが基本です。

しかし、低山であれば降雪地域で無い限り一年を通して季節を選ばずに登山が出来ます。
また、四季折々の自然の変化を楽しむことが出来ることも魅力です。


【始める際の注意点】
1.遭難に注意
遭難のリスクは案外、里山などの低山の方が高いこともあります。
理由は登山道の整備が不十分であったり、登山者が少ない場合に植物が生い茂ることでルートが分かりづらく獣道に入ってしまうことがあるからです。

そのため、初めて行く山には出来れば複数人で登ることをお勧めします。

 

一人で登る場合は、しっかりと充電したスマートフォンGPSを用いて位置を確認出来るようにしてください。
登山用のアプリ(ヤマップなど)を入れると便利です。
ご家族や友人などに登山する旨を伝えておくことも万が一に備えて大切です。


2.脱水症症に注意
寒い冬でも必ず水と塩飴等の塩分を持参してください。登っている最中に汗で水分を失います。
私はどんな低山登山でも最低1リットルは持っていきます。ちなみに夏場は2リットル持っていきます。
飲料としては水がベストだと私は思います。
万が一、ケガをした場合に傷口を持参した水で洗い流せるからです。
スポーツドリンクだとその点が難しいですね。


3.転倒に注意
登る時より下山時が危険です。脚への負担が大きく捻って転倒することがあります。
最悪の場合、転倒から急傾斜面での滑落事故もあります。
対策としては、トレッキングポールを使うことをおすすめします。
トレッキングポールを使うことで着地時の脚への負担が軽減出来ます。
登る際にも負荷分散が出来て安定性も高まるので良いですよ。

 

4.熊や害虫、植物によるケガに注意
正直なところ、低山登山では熊と出会う確率はかなり低いでしょう。
しかし、私の地元の里山では熊の出没情報が出ています。
つまり、知らずに入った低山登山で熊に出会ってしまう可能性はゼロでは無いということです。
対策として、熊鈴やラジオを付ける、複数人で会話をしながら登ることで熊に対してこちらの存在を気づかせることです。
熊の出没情報を確認しそれらの山を避けることも大切ですね。

 

害虫や植物のトゲなどによるケガも注意が必要です。
長袖長ズボンが夏場でも基本スタイルにした方が良いです。
転倒時のケガも浅くなります。

 

【さいごに】
低山登山は魅力が多いですが、その分リスクもあります。
毎年登山シーズンでは遭難のニュースが流れます。
遭難の理由は不可避なものばかりではなく、事前の準備や正しい知識や理解、登山技術があれば回避出来るものもあるはずです。


低山登山でも同様にケガや脱水症状、遭難のリスクもあることを忘れてはいけません。
最初はご家族や友人などと複数で登ることでそれらのリスク回避にも繋がります。

 

基本的な事に注意をすればあとは登るだけです。
今度のお休みの日にでもご家族ご友人等を誘って低山登山をされてみてはどうでしょうか。
きっと、充実した一日になりますよ。


最後までお読みいただきありがとうございました。