【お金の悩み】銀行へ預金してお金を貯める事のリスクとその対策
私は現金や銀行への預金は損だと思っています。
今回はその理由と代わりに何をしているかをご紹介します。
皆さんが所有する金融資産のうち、最も割合の大きなものは何でしょうか?
大抵の方は現金や銀行への預金だと思います。
実際、下記の調査結果(日本銀行調査統計局2020年調査結果)のように日本人の金融資産の50%以上が現金・預金となっております。
一方で上記調査結果の米国では現金・預金が14%弱しかありませんね。
この記事では、現金や銀行への預金を金融資産のメインとすることのリスクと私が実践している回避方法をご紹介します。
預金はあるけど漠然とした不安のある方
株式や債券、投資信託などに関心があるけど何だか不安で現金しか信用出来ない方
銀行にお金を預けておくことが資産防衛の意味で一番安全と信じて疑わない方
そんな方々に向けにこの記事を読んで頂きたいと思います。
では、タイトルにあるように現金や預金でお金を貯めておくことのリスクを説明します。
それは将来的にインフレによって物価が上がり相対的に現金の価値が下がることです。
例えば、自動販売機にて缶ジュースを買う場合、かつては一本100円だったものが今では130円位しますよね。他にも、お菓子のファミリーパックの中身が減量されていたり、ポテトチップスの容量が減量したりと例を挙げればきりがありません。
つまり、一生懸命貯めた銀行口座2000万円を老後に使おうとした時に、現代と同じ価値がある可能性は低いということです。
2000万円という数字は目減りしませんが、その価値が減ることで実質的に損をすると私は思っています。
これを聞いて、「確かに今までちょっとずつ値上がりしているけどそれが今後も同じ傾向とは限らないだろ」って意見があると思います。
しかし、インフレ(物価上昇)には理由がきちんとあります。
中国やインド、ベトナム等の以前は発展途上国と呼ばれていた国が徐々に成長し経済力を付け食料を輸入する経済力を付けてきたことが一つの理由です。例えば牛肉を食べる経済力のある国が増えれば需要と供給のバランスで値段が上がります。それが牛肉に限らず全てのモノに言えます。
もう一つの理由は、日本政府がインフレ率2%達成を目指して経済的な政策を打っているからです。これは国民をいじめるためではなく、国の経済力を維持向上させるためです。
最低限必要な生活防衛資金として現金を持ち、それ以外はインフレに対応できる資産を持つことが賢明ではないでしょうか。
私が実践しているインフレリスクへの対策は、株式と投資信託を保有することです。
これらの資産はインフレ対策に有効で、物価があがれば基本的に比例して価値が上がります。しかもタンス預金や銀行への預金と違い、年利5%程度の利益を得ることは十分に可能です。年利5%で15年運用すると資産が2倍になります。
もちろん、メリットばかりではなく、不況により評価額が下がるリスクもあります。投資信託の商品によってはぼったくりに近い手数料を取るものもあります。少し自分で学ぶ必要がありますが、一度手続きしたらあとは銀行の定期預金と同じでほったらかしで大丈夫です。
ご存じの方も多いとは思いますが、iDeCoと積立NISAの制度の活用を強くお勧めします。
まだやっていない方は是非とも検討してみてください。
これらは国が定めた国民へ投資を促す制度です。所得税控除や利益に対する課税の免除といった税制面でのメリットがあります。
一つだけ注意してください。
それは、銀行や証券会社の「窓口」で相談してはいけないことです。
理由は、彼らにとって手数料の高い(お客にとって割に合わない)商品を紹介されるからです。特にお金のある高齢者はカモにされています。
iDeCoや積立NISAについては、Googleなどで検索して調べてみてください。
そして加入はSBI証券や楽天証券など、いわゆる「ネット証券会社」をおすすめします。手数料の安い投資信託があるし、しつこい勧誘もありません。
長くなりましたが、まとめです。
・現金保有にはインフレ(物価上昇)リスクがある
・インフレは将来的に継続して起こる可能性が高い
・インフレになれば同じ預金額であっても将来は買えるモノが減る=価値が下がる
・インフレ対策には株や投資信託がおすすめ
・窓口での対面式証券会社や銀行ではなくネット証券をおすすめ
以上になります。
私が保有している投資信託や株の銘柄、お勧めの証券会社等の解説記事がもしご希望でしたらコメントいただければまた別の記事にて記載を検討いたします。
ご質問、感想などもご気軽にコメントいただければ幸いです。